第6章 ライバル出現
さっ、私は時間までどうしようかな。
とりあえず、勇斗君が買ってくれた飲み物を開けて自販機の目の前のベンチに座った。
楽屋に居る2人が気になるけど私には、どうしようもない。
邪魔する権利、私にはないし、恋愛は自由だしね。
だけど、マネージャーって割り切ろうとしても正直めちゃくちゃ苦しい。
息が出来ない位、苦しくて泣きそうになる。
太智君を好きな気持ちをずっと、ひたすら隠してマネージャー業務に専念して来たけど私だって人間なんだよ。
感情のある人間。
楽屋の2人を見せられたら、めっちゃ苦しくなる。
望結に話を聞いてもらいたくてスマホの画面に望結の名前を出す。
いや、ダメダメ。
ここは仕事場。
それに、そろそろ本番が始まる時間。
楽屋に戻らないと。
気が重い、楽屋に戻るの。
トボトボ歩いて楽屋の前まで来たけど、まだ中から楽しそうな話し声が聞こえる。
入り辛い。
仕方ないか。
コンコン
ガチャ
「太智君?そろそろ時間だよ?」
ドアを開けたら2人共、話を止めてこっちを見た。
太智君「あ、もうそんな時間かぁ。了解。」
花蓮「じゃあ花蓮も楽屋戻りますね。ご飯行く事、考えといて下さいね。あ、LINE交換して下さい。」
太智君達もご飯行くんだ。
LINE交換までするんだ。。。
花蓮ちゃんは太智君とLINE交換をし満足気に楽屋に戻って行った。
太智君「ちゃん、どこ行ってたん?急に居なくなるから心配したで?」
「自動販売機で飲み物買って前のベンチで座って飲んでた。邪魔したら悪いなぁって思って(アハハハ)」
笑って見せたが顔が引きつった笑い方になってしまった。
勇斗君に会った事も話した。
別に隠す事じゃないから。