第15章 誕生日当日の出来事
〜side〜
翌日――。
今日は、太智君の誕生日。
朝から私は、なんだか落ち着かなかった。
昨日買ったプレゼントが入った紙袋を何度も確認する。
「……よし。」
ちゃんと入ってる。
太智君が好きなものを考えて、悩んで、勇斗君と一緒に選んだプレゼント。
喜んでくれるかな……?
そう考えるだけで、胸がドキドキする。
でも――。
昨日、勇斗君と二人で出掛けたことも頭から離れなかった。
『俺、ちゃんのこと、もっと知りたいから。』
『また誘ってもいい?』
『……うん。』
自分で返事したくせに、思い出すと恥ずかしくなる。
「……私、どうしちゃったんだろ。」
その時――。
ピロン♪
スマホが鳴った。
画面を見る。
【おはよう、ちゃん。】
太智君だった。
「……!」
慌てて開く。
【今日も仕事よろしくな。あと……プレゼント、楽しみにしてる(笑)】
「ふふっ。」
思わず笑ってしまう。
【お誕生日おめでとう🎂今日は太智君にとって素敵な1日になりますように😊】
送信。
すると、すぐに既読がついた。
【ありがとう。ちゃんにそう言ってもらえるだけで、もう嬉しい。】
「……え?」
胸が大きく跳ねる。
そんなこと言われたら――。
期待しちゃうじゃん、太智君のバカ//////