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【Dグレ】Twin Ray -灰の世界に響く歌-

第25章 【第二十四話】終幕なき夜・前編


私は小さく頷いた。

「そこで、能力の正体を探るのね」

「はい。支配人が歌を舞台へ取り込もうとした時が、最も内情へ近付けるはずです」


神田は短く頷くだけだった。


私は小さく息を吐き、資料へ視線を落とす。


汽車はそのまま、闇の中を走り続ける。



さっきの会話の余韻だけが、まだ薄暗い個室の隅へ残っていた。

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