第8章 北風と太陽による諧謔曲
は小さい頃から、うちに遊びに来ると、妹の風香の面倒もよく見てくれた。お陰で、風香はを姉のように慕っているところがある。なので、呼び名も『お姉ちゃん』というわけだ。
それは知ってるが、やっぱりダメだ。
「じ、自分で聞くから・・・」
なんとか、説得して、妹を部屋に帰した。もちろん、勝手に電話することがないように再三釘を差して、だ。
さて、どうしたのものかな・・・。
がボクのことを好きなワケがないとしてだな。それはそうだが、なんか機嫌を損ねたのは間違いないと思われる。ここは一つ、潔く謝ったほうがいいだろう。
妹と話したおかげで、少し頭が冷えたのだろう。現実的な解決策に思い至った。
とりあえず、明日、連絡してみよう。
今日は、疲れた・・・寝よう。
ぱたん、と、ベッドに横になると、すぐに意識が闇に吸い込まれていった。