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彼女はボクに発情しない

第2章 幼馴染の輪舞曲


【Rondo of childhood friends】

とボクは幼馴染だ。生まれたときからの付き合いと言っても過言ではない。
家は隣同士、母親同士もほぼ同じ年代で、家族ぐるみの付き合いをしていた。同じ公園で遊び、同じ保育園に通っていた。小さい頃から兄弟のように何をするにも一緒だった。

は大人っぽくて、何をしても同世代の誰よりも優れていた。一方ボクは普通というか、まあ、どちらかと言えば普通以下だった。

保育園のお絵かきでもは金賞マークをつけられ園長室に飾られた。
ボクは先生から「陽くんは犬さん上手にかけたね」と言われた絵が実はを描いたものだったりする。

小学校1年の自由研究。はモンシロチョウの成長観察をして区のコンクールに入賞。
その時、ボクは宿題自体を忘れて反省文を書いていた。

運動会でも、はリレーの選手になったが、ボクはパン食い競走に出場し、パンがどうしても食べられなくてゴールできなかった。

音楽祭のとき、はピアノのソロを任されたが、ボクは楽をしようとトライアングルを選び、最後の方リズムが全く分からず適当に叩いていたのがバレて音楽の先生にめちゃくちゃに怒られた。

まあ、挙げればきりがない。

そんな優秀な彼女だったが、唯一人には言えない大きな欠点、というか、悩みを抱えていた。

「特発性性欲亢進症」

突発的に性欲が亢進し、収まらなくなる奇病だ。

彼女が最初にこれを発現したのは小4だったと思う。が校庭で友達と遊んでてころんだ時、担任の島田先生が彼女を抱き上げた。その時は特になんともなかったのだが、数分後、先生が立ち去った後、突然へなへなと腰が砕けたようになってしまったのだ。

その場にはボクしかおらず、ボクはが病気になったと思って保健室に連れて行った。でも、ちょうどその時、保健の先生がいなかった。呼びに行かなくちゃと部屋を出ようとするとに呼び止められた。

その時のの表情は今でも覚えている。
なんとも言えない恍惚とした表情をしていた。彼女はボクに近寄ってくるとギュッと抱きしめてきて、そのまま自分の股間をボクの足にこすりつけきた。
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