第11章 眠れぬ夜の間奏曲
☆☆☆
ぼんやり考えている間に、最後の花火が打ち上がる。フィナーレだ。
連続していくつもの大玉が上がり、夜空に大輪の華を咲かせる。
そこここから歓声が上がる。拍手が沸き起こる。
花火・・・終わっちゃった。
ぎゅっと、膝を抱える。
「でも・・・諦めたくないな・・・」
私がほしいものをいっぱい持っている人だから。
初めて、好きになった人だから。
ルリはあきらめが悪いと笑うかな。
それとも、また、手伝ってくれるかな。
少し、一人で泣いたら、また頑張れるかな。
私の恋は、ちゃんと実るかな。