第11章 眠れぬ夜の間奏曲
☆☆☆
2年生になって、あなたと同じクラスになった。
一年生の頃は二つ結びにしていた髪を二年生になって、ルリの勧めもありポニーテールにした。根暗な印象になるからと思ってやめていたメガネだったが、アレルギーのせいもありコンタクトが目に合わなかったので、メガネに戻した。
だいぶ外見が変わってしまったせいか、あなたは私のことがどうもわからないみたいだった。
同じ教室で見ていると、あなたのすごさがよく分かった。確かに勉強は出来ないけれど、誰隔てなく明るく接していけるし、誰に対しても意地悪をしない。別にものすごく気を使っているわけじゃないみたいなのに、誰もがあなたと楽しく話ができる。
私も、あんな風になりたい、と思った。
だから、ずっと、私はあなたを見ていたんだ。
見ていたからこそ、あなたがさんをすごく大事にしていることは、痛いほど分かっていた。