第4章 Azalea
翌日
「おはようございます」
調理場で朝食の準備をしていると八戒に声をかけられた。
「おはよ!八戒」
(あっ!一途の擬人化)
悟浄の言葉を思い出し、心の中でくすくす笑う
「昨日は大丈夫でしたか?」
そう聞かれると、昨夜の悟浄とのキスを思い出した
「うん!」
(私ってば不意にとはいえ、八戒とも悟浄ともキスしちゃったんだ…)
変にしゃべるとボロが出そうだったので、返事だけするが頬がかっと赤くなる
それを見た八戒はピンと来たようで
「無理にでも部屋変われば良かったなあ」
華楠には聞こえない声でそう呟いた
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食堂に5人揃ったところで朝食を食べ始める
「どうやら台風の速度が遅いようで。今日もここで足止めということになりそうです」
八戒がそう口にした
「ええーーー!体なまっちまうよー」
悟空が朝食のクロックムッシュを頬張りながら騒ぐ
すると隣のテーブルに居た男が声をかけてきた
「そんならよ、この宿の裏に空地あっからそこ使って体動かしたらどうだい」
昨日台風を教えてくれた男性だった
「あ!じゃあさ悟空、私と手合わせしない?」
「え!いいの!?」
「うん!私も体動かしたいし」
二人は食べ終えた皿を片付け食堂を出て行く
『…………………………。』
その姿を見た3人も顔を見合わせると急いで残りを口に放り込み、もぐもぐ口を動かしながら悟空たちの後をついて行った
((だって見たいじゃん))