第33章 恋情増幅(R18)
「……っ、ん、あ……っ!」
頭上で両手首を固められたまま、ユカリは翻弄されるしかなかった。
再び降ってきた轟の唇は、さっきまでとは比べ物にならないほど強引で、熱い。
容赦なく割り込んできた彼の舌が、口内の甘い輪郭をなぞり、ユカリの舌を絡めとる。
じゅ、と 濡れた音が静かな保健室に生々しく響いた。
「……ん、ふ、……ぁ、は……っ、」
空気が足りなくて、ユカリの胸が大きく上下する。
そのたびに、制服の胸元が、上から覆い被さる彼の固い胸板に擦れて、じりじりと熱を帯びていった。
「……は、……ユカリ、先輩……っ」
唇が離れた瞬間、銀の糸が引く。
息を荒げる轟の視線は、赤く充血したユカリの唇から、その下の鎖骨へとゆっくり滑り落ちていった。
彼のオッドアイは、完全に欲情で濁っている。
手首を掴んでいた彼の大きな手が、ゆっくりと下りてきて、ユカリの制服のボタンへと掛けられた。
パチ、パチ、と 頼りない音を立てて、ボタンが外されていく。
現れた白い肌に、冷たい空気が触れたのも束の間。
すぐに、それ以上の熱量を持った彼の長い指先が、這うようにして滑り込んできた。
「あ、……っ、だめ……、ひゃ、……っ、」
「逃がさねぇって、言っただろ……」
引き締まった太ももでユカリの腰をがっちりと挟み込んだまま、轟はユカリの柔らかな脇腹から、じわじわと胸元へと手を這わせていく。