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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第27章 ヴィラン連合





薄暗い部屋だった。

コンクリートの壁。 

天井からぶら下がる裸電球。

窓はない。

湿った空気が肌にまとわりつく。

ユカリはゆっくりと目を開いた。

頭が重い。

体もだるい。

何より全身が痛かった。

林間合宿で受けた傷。

ヴィラン連合との戦闘。

限界近くまで個性を使った反動。

全部が一気に押し寄せてくる。

「……っ……」

身体を起こそうとして顔をしかめる。

その時だった。

聞き慣れない声がする。

「起きた」

女の子の声。

視線を向けると、そこには椅子に座ったトガヒミコがいた。

足をぶらぶらさせながら笑っている。

「おはよ〜」

まるで友達に話しかけるみたいな口調だった。

ユカリは即座に状況を確認する。

部屋。

出入口。

敵。

逃走経路。

習慣のように頭が動く。

ただ。

拘束はされていない。

それが逆に不気味だった。

「暴れないの?」

トガが首を傾げる。

「……ここはどこ」

ユカリは先に聞いた。

「秘密♡」

ため息をつくユカリ。

どうやら答える気はないらしい。

その時。

部屋の扉が開いた。

ギィ。

空気が変わる。

死柄木だった。

トガがぱっと立ち上がる。

「起きたよ〜」

「見ればわかる」

死柄木は面倒そうに答える。

ユカリは真っ直ぐ睨んだ。

死柄木も視線を返す。

しばらく沈黙が流れる。

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