【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
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七海夫妻の結婚式は無事に終わり、
2人を乗せた車が見えなくなるまで見送った。
久しぶりに顔を合わせる人も多く、
気づけばあっという間の一日だった。
笑って、話して、写真を撮って。
幸せそうな二人の姿を見ているだけで胸が温かくなるような披露宴だった。
帰りのタクシー内。
乙骨は当然ながら一滴も酒を口にしておらず、
隣に座るは窓に頭を預けながらぼんやりと夜景を眺めていた。
酔うほど飲んだつもりはない。
けれど、久しぶりに飲んだせいか身体はほんのりと熱を帯びている。
「大丈夫?」
信号待ちの合間に乙骨がこちらを見る。
「んー……大丈夫」
そう返した声は、自分で思っていたより少しだけ気の抜けたものだった。
乙骨が小さく笑う。
「あはは、大丈夫じゃないね。帰ったらお水飲もうね。」
「…ふふ、大丈夫だってー」
そう言い返したものの、反論する気力もあまり湧かない。
静かな車内と心地よい揺れに身を任せているうちに、
いつの間にか高専付近へと到着していた。
「さん、着いたよ」
「……うん」
寮のエントランスを抜け、部屋の扉が閉まった瞬間、ようやく緊張の糸が切れる。
1か月半ぶりの帰国に、たくさんの人へあいさつ回りや、
生徒たちとの交流にHPがあまり残っていない。
リビングのソファへそのまま腰を下ろした。
「お水持ってくるね」
ジャケットを脱ぎながらそう言った乙骨がキッチンへ向かう。
その背中をぼんやり眺めながら、は深く息を吐いた。
心地よい疲労感と、少しだけ残るアルコールの熱。
披露宴で見た幸せそうな光景が頭の中をゆっくりと巡る。
――結婚式、か。
そんなことを考えているうちに、乙骨が冷えたグラスを手に戻ってきた。
「はい。お水」
「ありがと……」
受け取ったグラスを口元まで運ぶ。
けれど、なぜかそのまま手が止まった。