【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
冷たいグラスを両手で包み込みながら視線を落とす。
少しだけ熱の残る頬。
披露宴で飲んだお酒のせいなのか、それとも別の理由なのか、自分でもよく分からない。
「さん?」
不思議そうに名前を呼ばれ、ゆっくり顔を上げる。
乙骨の視線とぶつかると、急に甘えたい気持ちが込み上げてきた。
手に持っていたグラスを差し出す。
「……飲ませて」
小さく首を傾げる。
普段は絶対に言わないような子供っぽいお願いだった。
乙骨は一瞬だけ目を丸くして、それから困ったように優しく笑う。
「さん、それ反則だよ」
そう言いながらグラスを受け取る。
が不満そうに唇を尖らせると、乙骨は肩を竦めた。
「ちゃんと飲ませてあげるから」
ソファの隣に腰を下ろし、片手でグラスを持ち上げる。
もう片方の手がそっとの腰に添えられた。
「ほら」
グラスの淵をの口に近づけるも、乙骨に向けられる視線。
「ふふっ、そんな目して。どうやって飲ませてほしいのかな。」
わかったような顔
「…そんな目で訴えられても。わからないよ。」
目を細めて目の前の彼女を見つめる。
いつもなら、“いじわる”なんて返ってくるだろうか。
アルコールで少しほわっとしたような息遣い。
目線。
がぶっ、
グラスを持っている乙骨の指先を甘噛みする。
「…!」
自分の手元、の口元に視線を移す。
熱を帯びた舌が指をぺろ、っと這うのが分かる。
「…さん。お水飲まないと。」
そういって、視線をに戻した時だった。
「……。」
“しないの?”と言わんばかりの目
「さん…。
今日はあんまり優しくできる気がしないので。
もし、
本当にいやだったら僕の事、ぶん殴ってくださいね。」
「ん、」
短い返事。
ただそれだけ。
「ドレス、汚しちゃうから。」
後ろに手を回して、丁寧に、ボタンを1つ外し、
ファスナーを下ろす。
久しぶりの感覚と高ぶる気持ちに、手が震える。
首元にあるの気遣い。
ほのかに香る香水。