【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
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七海の結婚式参列に向け、二人とも支度を進めていく。
ようやく支度を終えたは、
姿見の前で最後に身だしなみを確認する。
柔らかなカーキのドレスには、繊細なゴールドの花模様が流れるようにあしらわれている。
派手すぎず、それでいて華やか。
落ち着いた色味の中に上品さを感じさせる一着だった。
髪は低い位置でひとつにまとめ、緩やかなローポニーテールに。
耳元には細いゴールドのアクセサリーが揺れ、
首筋には意図せず零れた後れ毛がかかっている。
いつもより少しだけ華やかで、大人びた雰囲気に、は小さく息を吐いた。
「憂太くん、準備でき――」
声を掛けながら部屋を出た瞬間、ちょうど向こうから現れた乙骨と視線がぶつかった。
黒のスーツをきっちりと着こなした姿は、学生服よりもずっと大人びて見える。
思わず見入ってしまったのはだけではなかったらしい。
乙骨は数秒言葉を失ったまま立ち尽くし、それからゆっくりと瞬きをした。
「……」
「な、なに?」
居心地が悪くなって問いかけると、乙骨は困ったように笑う。
「いや……」
そう言いながら視線を逸らしかけて、結局またこちらへ戻ってきた。
「すごく綺麗。」
「……ありがとう。」
乙骨はしばらくを見つめたまま、ふっと小さく息を吐いた。
「さん、どんどん綺麗になるから、ちょっと困っちゃうよ」
柔らかな笑みと共に向けられた言葉に、思わず苦笑が零れる。
「何言ってるの……。そんなに褒めても何も出てこないからね」
そう言いながら一歩近付く。
黒いスーツの胸元へ軽く手を添え、少しだけ背伸びをした。
「ほら、行こ?」
ふんわりと微笑むと、乙骨は一瞬目を丸くしてから、小さく笑った。
「うん」
並んで歩き出した二人の背中を、夕暮れの光が静かに照らしていた。