【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
お返しと言わんばかりに、はリビングの向こうからじーっと見返した。
「……。」
「……。」
視線がぶつかる。
数秒間。
すると。
乙骨が立ち上がった。
そして。
すたすたすた、とこちらへ歩いてくる。
「え?」
何も言わない。
ただ真っ直ぐ近付いてくる。
そのまま。
ぎゅっ。
「わっ。」
抱き締められた。
さらに次の瞬間には身体がふわりと浮く。
「えっ、ちょっ――」
抱き上げられる。
驚く間もなく運ばれ、そのままダイニングテーブルの縁へそっと腰を下ろされた。
目線が近くなる。
すぐ目の前に乙骨がいた。
抱き締めたまま離れない。
どこか名残惜しそうに。
愛おしそうに。
しばらく見つめた後。
乙骨は少しだけ視線を下げた。
それから照れたように笑う。
「……ねぇ。」
「ん?」
「キス。してもいい?」
まるで許可を求めるみたいな声音だった。
婚約者なのに。
抱き締めるのは平気なのに。
こういう時だけ律儀に聞いてくる。
そんなところが乙骨らしくて。
は思わずくすっと笑ってしまう。
「…どうぞ」
互いに額を寄せる。
久しぶりに触れる唇は優しかった。
一度だけのつもりだったのに、気付けば二度、三度と重なる。
「…さん」
「ん、」
「夜まで我慢しようと思ったんだけど…いい?」
「……だめ。って言ったらどうする?」
んっ、と少し考えた乙骨だったが、まっすぐ目を見る。
「…いやならしない、けど。」
少しの間。
「夜。…覚悟しておいてね」
乙骨の視線がを見下ろす。
完全に“オス”の目だ。
その色気にゾクッとするも、小さく息を吐きながら乙骨が覆いかぶさってくる。
「憂太くん…重いよ~…」
「ごめん、、もうちょっと我慢して…」
「どうしたの~」
心配そうなの声。
そんな声に応えるように、の腰を抱きよせる。
「………。」
抱っこされて、気づいた。
乙骨の硬くなった“ソレ”が布越しにわかる。