【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
「あ、おはよ…。」
「おはようじゃなくて!」
一気に目が覚めたのか、乙骨が慌てて立ち上がる。
「お腹空いてたの?」
「え?」
「言ってくれたら僕作ったのに!」
少し焦っている乙骨に、
は目をぱちぱちさせた。
それから思わず吹き出す。
「あははっ、大丈夫だよ、これくらい自分でできるよ~」
「んー…」
納得いってなさそうな表情の乙骨。
「日本に帰ってきたらお米が食べたくなっちゃって。」
そう言ってスプーンを口へ運ぶ。
念願の“日本のお米”。
ふわふわの卵。
甘いケチャップライス。
久しぶりの日本のお米。
噛むたびに広がる懐かしい味。
「ん~~~~……。」
思わず目を細めた。
幸せそうな顔。
乙骨はその表情を見て、少しだけ力を抜く。
「おいしい?」
「とっっっ…ても!!!!」
そう言いながらもう一口頬張る。
本当に嬉しそうだった。
乙骨はそんな様子を見つめる。
頬を緩めながら。
「……よかった。」
「ん?」
ほほ笑む乙骨を横目に、もぐもぐと口を動かす。
「さん、ケチャップついてる。」
“ほら”と言わんばかりに口を拭いてくれる。
「んっ、ごめん」
それからしばらくして、食事を終えた後。
は洗面台の前に立ち、歯を磨いていた。
鏡越しに見える見慣れた景色。
聞こえてくる生活音。
そのどれもが懐かしい。
「んー……。」
口をゆすぎ、タオルで口元を拭く。
そのままリビングへ戻ると、ソファに座る乙骨と目が合った。
「……。」
「……。」
乙骨は何も言わない。
ただ、じっと見ている。
がキッチンへ移動しても。
飲み物を飲んでも。
席へ戻っても。
視線がついてくる。
「なんかさぁ。」
くすりと笑う。
「すっごい見られてる気がするんだけど~~?」
わざと意地悪そうな声で言う。
「あ、ごめん…。なんか、久しぶりすぎて、ずっと見ちゃうというか、なんというか…」
乙骨は困ったように笑った。
「全部が可愛いというか。」
一拍置く。
「愛くるしいというか……。」
「……。」
今度はが少しだけ目を丸くした。
それから思わず吹き出す。
「あはは。」
肩を揺らして笑う。
「なにそれ。」