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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第23章 結婚式×乙骨






心地よい心音を聞きながら、ふと目を覚ました時、
一瞬だけ自分がどこにいるのか分からなかった。

ぼんやりと視線の先にあるテレビを見る。

それから身体を包む温もりに気付いて、ふっと表情が緩んだ。

「あ……。」

そうだ。

帰ってきたんだ。

乙骨を起こさないよう、ゆっくりと身体を起こす。

穏やかな寝顔。

長い睫毛。

時折ぴくりと動く指先。

そっと身体を離し、近くにあったブランケットを掛けて
可愛い寝顔を見ながら、ふふっ、とほほ笑む。

時計を見る。

まだ結婚式まではかなり時間がある。

窓から差し込むお昼の日差し。

その時。

「……お腹すいたかも。」

思わず呟く。

そういえば飛行機ではほとんど食べていなかった。
日本についてから”アレ”をまだ食べていない。

はキッチンへ向かう。

冷蔵庫を開ける。

そして。

「……。」

沈黙。

「……さすが憂太くん。」

思わず笑った。

中に入っているのは必要最低限。

卵。

牛乳。

ベーコン。

チーズ。

少しの野菜。

綺麗に整理されているけれど、生活感はあまりない。

“特級”として任務+ウシオの教育係までこなしているから、
あまり家でゆっくりする時間も取れていないのだろう。

そんなことを考えながら、食材を取り出した。

「これなら作れるかな。」

フライパンを温める。

バターが溶ける音。

炒める香り。

炊飯器に残っていたご飯を使いながら、手際よく調理を進めていく。

しばらくすると部屋中に香ばしい匂いが広がった。

料理が完成し、満足げに着席する。

そんな時、乙骨がゆっくり目を開く。

鼻先をくすぐる香り。

聞こえてくる調理音。

夢の続きのような感覚のまま身体を起こした。

キッチンを見る。

すると。

「あーん。」

出来上がったオムライスを一口食べようとしているの姿が見えた。

「んー…、って、さん!」

びくり。

スプーンを持ったまま振り返る。
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