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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第17章 テスト×約束×伏黒


――5月3日。

テスト翌日。

テストが終わったとはいえ、授業は普通にある。
はいつも通り教壇に立っていた。

「はい、じゃあ今日はここまで」

教科書を閉じる音が教室に響く。

生徒たちも一斉に息をついた。

「次回までに今日やったところ復習しておいてね」

そう言いながら教材をまとめる。

「それじゃ、お疲れ様」

「ありがとうございました」

教室に挨拶が返ってくる。

はそのまま教室を出ようとして。

「先生」

後ろから声を掛けられた。

振り返る。

「ん?」

そこには伏黒が立っていた。

「どうしたの?」

いつも通り尋ねると
伏黒は一瞬だけ口を開きかけて。

「……いえ」

結局それだけ言った。

「?」

は首を傾げる。
だが本人が何でもないと言うのだから仕方ない。

「そっか」

小さく笑う。

「じゃあまた次の授業でね」

そう言って教室を後にした。

廊下へ出る。

遠ざかっていく後ろ姿。

伏黒はそれを黙って見送った。

(……全然諦められなくて困ってます)

小さく息を吐く。

自分でもどうしようもない。

分かっている。

分かっているのに。

気付けば目で追ってしまう。

そんな自分に少しだけ嫌気が差した。

その時だった。

「野薔薇先輩……」

教室の後ろ。

リンが小声で釘崎へ話しかける。

「なんですか?」

「伏黒さんって、彼女とかいるんですか……?」

「……は?」

釘崎が目を丸くした。

「え、あんたまさか」

「……」

リンは答えない。

ただ視線だけが伏黒へ向いている。

その反応で十分だった。

「うっそ」

釘崎が思わず声を潜める。

「マジ?」

「いや、その……」

鈴は慌てて首を振った。

「そういうんじゃなくて」

「どういう意味よ」

「気になっただけです」

「はいはい」

釘崎は半眼になる。

そしてあっさり答えた。

「伏黒、彼女いないわよ」

「そうなんですか」

「よく逆ナンはされてるけど」

「へぇ……」

鈴は感心したように頷く。

まぁ納得でもある。

顔は整っているし、背も高い。

黙っていれば普通に目立つ。

「先生とか……」

ぽつり。

リンの呟きに。

釘崎が固まった。
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