【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第17章 テスト×約束×伏黒
それから毎日、放課後に伏黒が尋ねてくるようになった。
授業中も真面目だし、過度な接触もない。
ただ…
「ね、ねぇ、伏黒くん」
化学の教科書に目を通している伏黒が
すっと、目線を上げる。
「なんですか」
「私が教えられることは大体教えたよ…?」
あれから、2週間。
任務がない日はほぼ毎日一緒にいる。
そもそも、伏黒自体、成績はかなりいい方で
全教科80点台だったところを90点台まで伸ばそうという計画だったため、
こんなに毎日やるほどではない。
「…俺が会いたくて来てるだけです。」
「……まったく。」
この素直な伏黒はこの2週間で大分慣れた。
“慣れた”というより半分諦めに近い。
照れてしまえば思うつぼだということも学習済み。
「へぇ、ここ数日で俺の“気持ち”を流せるほどになったんですね」
「……。真に受けたら真に受けたで詰めるでしょう。」
そういいながら平常心で机の資料をトントンと整える。
「ほら、もう遅い時間だから。」
そういって帰宅を促す。
テストまであと3日。
ふいにガラガラガラ・・・と職員室の扉が開く。
「失礼しますー…ってあれ?伏黒くん、まだいたの?」
任務帰りの乙骨だ。
「お疲れ様です。試験勉強対策で。」
まともっぽい返答に乙骨は、あ、そっかもうすぐだもんね。といつもの返事をする。
「お疲れ様。」
「さんも、大変だね。お疲れ様です。」
礼儀正しい彼。
忙しい中でも気遣ってくれるその姿勢に、少しだけきゅんとする。
「ありがとう。報告書はもらうよ。」
すっと手を出す。
「うん、お願いします。」
資料をパラパラとめくり内容を確認する。
そんな中、乙骨は伏黒へ視線を落とす。