【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第16章 海×陸
そのため息に、
五条が楽しそうに頬杖をつく。
「まったく♪」
嫌な予感がした。
「センセーの気が緩んじゃってるから、ビル倒壊なんて――」
「ああああああ、もうその話は……!」
即座に遮る。
聞きたくない。
思い出したくもない。
は机へ向かうと、抱えていた資料の束を五条の胸元へ押し付けた。
「怒られました……」
「誰に?」
「水道局長に……」
五条の肩が震え始める。
笑いを堪えている。
だがは続けた。
「あと、隣のビルも断水になっちゃって……」
「うん」
「たまたま休業日だったから良かったものの、清掃員の方々にはご迷惑をお掛けしたみたいで……」
「うん」
「道路の補修も必要で……」
「うん」
「電柱も一本……」
「うん」
「始末書も……」
「うん」
「報告書も……」
「うん」
「……合計27枚……」
沈黙。
次の瞬間。
「ぶふっ!!」
五条が盛大に吹き出した。
「に、27枚!?」
「笑わないでください……」
半泣きだった。
本当に半泣きだった。
五条は肩を震わせながら資料を受け取る。
「いやぁ……」
ページをめくる。
「今年も面白くなりそうだねぇ」
「私は全然面白くないです……」
3級呪霊だからと踏んで、もともとそこまでの被害想定はなかったため、事前通達は最低限の身だった。
その結果がこれ。
職員室には、の深いため息だけが静かに響いた。