【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第16章 海×陸
「ぐっ……!」
「どうした?」
真希が見下ろす。
「立てよ」
潮の額を冷や汗が伝う。
おかしい。
呪力が感じられない。
一切感じられない。
なのに。
なのに――。
クソ強ぇ。
潮の脳裏に警鐘が鳴る。
本能が言っている。
この女には勝てない。
真希は鼻を鳴らした。
「おい。口だけか?」
「こ、こらこら、、、真希ちゃんおちついて…。」
とっさに間に入る。
「まったく。潮くん…。今のはやられても仕方ないからね~」
っと冗談交じりにジト―っと、見つめながら言う。
この一件がきっかけで、
後に真希を「姐さん」と呼ぶようになるのであった。
― 新入生メモ -
[名前]滝田 潮(タキタ ウシオ)
[性別]男
[出身]五島列島
[五条コメント]
一旦ボコればOK☆意外と素直!
[名前]戌井 鈴(イヌイ リン)
[性別]女
[出身]秋田県
[五条コメント]
可愛い。生まれたての柴犬みたい。
(まったく…この資料そのまま夜蛾学長に提出するって言ったのに…!)
・
・
・
「さて!」
パンッ、と。
教室に小気味よい音が響く。
私は手を打ち鳴らし、騒がしくなっていた生徒たちへ視線を向けた。
「挨拶も済んだことだし!」
にこりと笑う。
その笑顔を見た途端、何人かの生徒が察したように立ち上がった。
「あー」
虎杖が納得したように声を漏らす。
「今年もやるんですね」
乙骨も苦笑する。
「一応、授業の一環としてね…。」
私が五条の顔を浮かべながら頷くと、真希は肩を回しながら席を立った。
「面倒だな」
「そう言いながら一番楽しみにしてたの、真希だけどな~」
「言いがかりだ」
そんなパンダとのやり取りを交わしながら、生徒たちは次々と教室を出ていく。
潮は腕を組みながら立ち上がった。
「んだよ、やっとそれっぽいことやんのか」
対照的に。
鈴は不安そうに周囲を見回していた。