【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第15章 謹賀新年
その中で。
は小さく苦笑した。
「五条さん、それ、答え言っちゃってます~…」
呪力の先読みはやろうと思えばだれでもできるわけじゃない。
六眼持ちの五条や、感知タイプならそれが可能だ。
五条はさらに楽しそうに笑った。
「あとさぁ」
わざとらしく声を張る。
「ちゃん~~~」
五条が手を振る。
「ほらほら~
避けてばっかりじゃ勝てないよ~?」
「……」
「せっかくなんだから攻撃しなよ」
完全に面白がっている顔だった。
「いや」
私は思わず眉を下げる。
「相手、年下の子だし」
「ちょっと気が引けるんだけど……」
だが一直線。
迷いなく突っ込んでくる虎杖。
私は小さく息を吐いた。
仕方ない。
少しだけ。
本当に少しだけ。
相手をしてあげよう。
虎杖の拳が迫る。
速い。
けれど。
見えている。
私は一歩踏み込んだ。
「え?」
虎杖が目を見開く。
避けない。
むしろ近づいてきた。
そのまま私は虎杖の手首を取る。
反対の腕を肘へ添える。
そして。
ほんの少しだけ。
重心をずらした。
「っ!?」
虎杖の身体が傾く。
本人ですら何が起きたのかわからない顔だった。
勢いそのものを利用する。
流す。
崩す。
導く。
次の瞬間。
――ドサッ!!
虎杖の身体が地面へ転がった。
「うおっ!?」
「えぇっ!?」
観戦組から驚きの声が上がる。
だが。
終わりではない。
私はそのまま虎杖の腕を押さえ、素早く体勢を入れ替える。
逃がさない。
重心を固定する。
そして。
気づけば。
私は虎杖の上に跨るような形で座り込み、その両腕をしっかり押さえていた。
「つかまえたっ」
ニコッと笑う15歳の少女。
馬乗りにされる虎杖。
「え」
虎杖が固まる。
数秒。
完全停止。
そして。
「えぇぇぇぇぇっ!?」
「あははっ、」
パンダが駆け寄る
「悠仁、見事に完敗だな~馬乗りじゃんか~」
乙骨は苦笑しながら口元を押さえた。
「すごい……」
可愛らしい図体で、こんなにもたくましい。
(さすが五条先生の下で育っただけあるかも…)