【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第15章 謹賀新年
結果。
蔵の掃除は男性陣が引き続き担当し、私たち女性陣は校舎で待機することになった。
「ったく、新年早々とんでもないことになったわね」
ソファへ腰掛けた釘崎がため息を吐く。
「ごめんねぇ…」
「いや、ちゃんは悪くないでしょ」
真希は苦笑しつつ続けた
「開けたのは野薔薇だし」
「ちょっと!?」
「事実だろ」
ぐうの音も出ない。
そんなやり取りをしているうちに、校舎の外から車の音が聞こえてきた。
「あ」
「来たんじゃない?」
数分後。
職員室の扉が開く。
「失礼します」
現れたのは伊地知だった。
両手には大きな紙袋が抱えられている。
「お待たせしました」
「伊地知さん!」
私は思わず立ち上がる。
伊地知は困ったように笑いながら紙袋を差し出した。
「とりあえず着替えを持ってきました」
「わぁ~~~~、、、ありがとうございます……!」
と、感謝しつつも、
12月31日まで任務の付き添いで働いて、
1月1日にようやく実家帰省していた伊地知さんに心が痛む…。
だが。
袋の中身を確認した釘崎が首を傾げる。
「あれ?」
制服を取り出す。
黒い高専制服。
見慣れたデザインだ。
しかし。
「伊地知さん、これ学生用の制服だけど?」
と、釘崎。
「教員用は人数が少ないので、フルオーダーなんです……」
申し訳なさそうな声だった。
「すぐには用意できなくて……」
「あー……」
釘崎も納得する。
確かに教員は少ない。
その一方で学生用なら予備も多い。
伊地知は続けた。
「学生用でしたら予備がたくさんありますので、ひとまずはこちらを」
「なるほどね」
「まぁ……」
私は苦笑する。
「着れたら何でもいいです」
「それもそうね」
「じゃあ着替えてきます」
そう言って更衣室へ向かった。
――数分後。
扉を開ける。
「どうかな――」
そこまで言いかけた瞬間。
釘崎が勢いよく立ち上がった。
「わぁぁぁ!!」
「えっ!?」
「似合うじゃん!!」
そのまま肩を掴まれる。
「めちゃくちゃ似合う!!」
「そう?」