【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第15章 謹賀新年
石段の先には大きな鳥居。
新しい一年の始まりを告げるように、朝日が境内を照らしていた。
「今年もよろしくお願いします」
誰かがそう呟く。
それに重なるように、
「よろしくー!」
「よろしくお願いします」
「しゃけ」
それぞれの声が続いた。
そして一行は揃って石段を上り始める。
新しい一年の始まりを迎えるために。
皆で並んで、神社の境内へと足を踏み入れた。
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その後、無事に参拝を終え、境内を後にする。
新年らしい賑わいを背に、石段を下りながら皆が思い思いに会話を交わしていた。
そんな中。
先頭を歩いていた五条が、ぱんっと手を叩く。
「はーい、みんなー」
五条が立ち止まる。
「高専戻って蔵の大掃除だよ~」
真っ先に反応したのは釘崎だった。
「こういうのって年末にするもんじゃないの?」
至極もっともな意見である。
「毎年そうしてるんだけどね、今年はみんな出払ってたから…」
と、一応五条の言葉に補足をする。
五条は悪びれた様子もなく肩をすくめる。
「そうそうっ、人足りなかったし!」
いま思えば年末は高専全体が慌ただしかった。
任務や遠征で出払っていた者も多い。
まとまった人数が揃うのは今日が初めてだった。
「そういえばそうだったな」
パンダも腕を組む。
「年末は誰もいなかったもんな」
「しゃけ」
棘も同意するように頷いた。
「てか、蔵ってなに?」
「あぁ、そうかお前らは知らねぇか。」
真希がつぶやく
「あそこには、呪具とか古い資料とか、わけわかんねぇものが山ほど入ってる」
そんな話をしながら高専を目指す。
「へぇ、高専にこんな蔵なんてあったのね。」
「そうそう、じゃあ、アッチの蔵は恵と真希に任せるよ。
それから~・・・」
五条によって振り分けられる。
「野薔薇ちゃん、大丈夫~?」
「こっちは大丈夫!」
初めての野薔薇ちゃんとの共同作業。
大きなものから、小さなものまで丁寧に移す。
基本的に、厳重保管されている蔵だから普段は立ち入ることはない。
それに、本来こんなに自由に出入りできるものではない・・・
おそらく五条の権限あっての大掃除だ。