【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第14章 年の瀬
そうこう考えているうちに、五条が資料を取り上げる。
「あ、ちょっと」
ふーん、と言いながら資料を眺める
「憂太と違うタイプだけど、こういうのも好きなんだ?」
そういいながら1年生(滝田)の顔写真を眺める。
「ちが、っ、そんなわけないじゃないですか…。」
一瞬言い返そうかと思ったが、あまりにも馬鹿らしくなって
おとなしく否定する。
「、、っていうか、3月にご両親との面談あるのに、なんで毎年わざわざ見に行くんですか?」
そう。
呪術高専では、入学前にご両親への説明として
補助監督や私のような教師が各家庭へ出向き、
説明をしっかりと行ったうえで預かる。
学生とはいえ、任務に出る以上命の保証はない。
実際に命を落としてしまった学生もいる。
ご両親の気持ちを考えるとかなり複雑だ。
だからこそ、誠心誠意、ご家族と向き合い、話し合いの末、
入学を決めてもらっている。
「イヌイリンちゃん。なかなか可愛いね~」
「ちょっと、五条さん?犯罪ですからね」
「まだ、何も言ってないじゃーん」
首にチョーカーを付けたかわいらしい子。
(なんというか、術師というより、補助監督に向いてそうな気もするけど・・・)
そんなことを思いながら机の周りをさっさと片づける。
「ねぇ、この後暇?」
「いえ、暇じゃないです」
「暇でしょ」
「いえ」
「付き合って」
「えぇ…」
整理整頓を終わらせて、渋々五条に付き合う。
向かった先は“実家”という名の五条宅。
いつ行ってもきれいな石畳、手入れが行き届いている庭。
広い敷地は、もう見慣れた景色。
「ただいm…「おかえりなさい!!ぼっちゃん。おもどりだったんですね…!ぁあ!!さんも!!!」
一気に騒がしい使用人たち。
「お久しぶりです」
「ったく・・・」
「悟ぼっちゃん、さん、ご飯できておりますので」
そういって、いつもより賑やかな五条宅での食事か始まった。
他愛もない話。
“そういえば今度、七海が奥さん連れてくるってさ~”
なんて、結婚の話が出た時だった。
「悟ぼっちゃんこそ、そろそろご結婚をお考えにならないと」
不意に飛び出した言葉に、当の本人は、箸を持ったまま露骨に顔をしかめた。