【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第13章 ただいま。
「ごめんごめん、えっと・・・」
「棘」
欲しかったアンサー
「そっか・・・。そっかそっか~」
と、何か察した様子で返事をする。
「え、もしかして気づいてた?」
「いや、別にそういう関係かどうかはわからなかったけど、
真希ちゃんは、よく狗巻君を見てるよね」
にこっと微笑みかける。
「なっ、、」
「ほら、ランニングのときも、授業中も、この間のテストの時も、」
「・・・っ」
赤面する真希が可愛くて、ついつい口元が緩む。
「んだよ、」
「ふふっ、・・・それで?」
話したいことがある真希の様子を察して聞き役に徹する。
「・・・・・その、さ、」
「うん」
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話し終えるころには、真希は顔を真っ赤にしていた。
どうやら、きっかけは“呪言”だったようだ。
その名の通り、「言葉に呪力を乗せ、相手を強制的に従わせる能力。」
理屈は知っていた。
強力な術式だということも知っていた。
だが、真希はその感覚を知らなかった。
ある日、興味本位で頼んだのだ。
「一回かけてみろよ」
と。
狗巻は最初こそ渋ったものの、真希のしつこさに根負けした。
そして。
たった一言。
『うごくな。』
その瞬間だった。
体が動かない。
いや、動かせない。
自分の意思とは無関係に、術式によって行動を制限される感覚。
それは真希にとって初めての経験だった。
これまでならどうとでもなった。
力でねじ伏せられる。
速さで上回れる。
気合いで突破できる。
だが、呪言は違った。
腕力も。
反射神経も。
戦闘経験も。
何一つ意味を成さない。
どう足掻いても抗えない。
初めてだった。
"負ける"という感覚を、こんなにも鮮明に味わったのは。
その日以来、意識するようになった。
真希にとって狗巻棘は、初めて認めた"かなわない相手"だった。
そして、それが恋心へ変わるまで、そう時間はかからなかった。
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