【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第13章 ただいま。
釘崎はと真希を交互に見て。
「逃げないでくださいよ?」
と念押しし。
「はいはい」
真希が流すように返事をする。
ようやく観念したのか、
「もう……」
っと、ぶつぶつ言いながら扉へ向かう。
そして。
ぱたん。
扉が閉まった。
部屋の中が静かになる。
さっきまでの賑やかさが嘘みたいだった。
遠くから聞こえる笑い声だけが微かに響いている。
「で~?棘くんとは最近どうなの?」
と、柔らかい表情で問いかける。
「はぁ、どうもこうもねぇよ。」
「野薔薇ちゃんにはちょっと刺激が強い話だもんね。」
と、クスクス笑うに、思わず赤面する真希。
「はぁぁぁ、、、」
「素直に付き合ったらいいのに~」
「うるせー・・・」
・
・
・
~ とある日 ~
夏の終わりだった。
窓の外では蝉の鳴き声も少なくなり始めていて、
空は茜色に染まりつつある。
高専の校舎も静かだった。
生徒たちはそれぞれの部屋へ戻り、教師たちもほとんど帰宅している。
職員室にはだけが残っていた。
「うーん……」
机に向かいながら書類をめくる。
任務報告書。
経費申請。
雑務。
終わらない事務作業に小さくため息をついた、その時だった。
がらり。
職員室の扉が開く。
「ん?」
顔を上げる。
そこに立っていたのは真希だった。
「真希ちゃん?」
こんな時間に珍しい。
真希は職員室の中を見回した。
誰もいない。
廊下も静か。
それを確認すると、ゆっくり扉を閉める。
「・・・今いい?」
いつもより少しだけ歯切れが悪い。
「うん、こんな遅くまでどうしたの?」
真希は返事をしない。
代わりに近くの椅子を引いて座った。
腕を組む。
「えぇ、、どうしたの~?」
と、手を止め真希を見つめる。
「もしかして相談?」
「……まぁ」
「私でよければ、聞きますよ~」
と、にっこり笑う。
それでも真希はしばらく黙る。
言うか。
言わないか。
言うか。
言わないか。
言うか。
言わないか。
言うか。
言う。
言え。
「ヤった」
「やった??なにを?」
黙る真希。
「え?やったって、、、えぇっと、やったの!?」
「何回も言うな」
状況が飲み込めなさ過ぎて混乱する