【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第13章 ただいま。
それから3人で約束の時間に高専へ向かった。
着いた瞬間だった。
まだ朝の空気が残る中、門をくぐったその先に――
すでに全員が揃っていた。
「……あ」
が気づくより早く。
最初に動いたのは虎杖だった。
「蘆屋センセーーーー!!」
まるで大型犬みたいな勢いで駆け出す。
そのまま一直線に飛び込んできて、
「よかったぁあああああ!!無事でほんとによかった!!」
隣に乙骨がいてもお構いなし。
両手でぎゅっとハグをしながら何度も確認するように顔を覗き込む。
「わ、わわ……!」
たじろぐ間もなく、次は別方向から巨大な影。
「むぅぅぅぅ!!」
パンダだった。
そのまま両腕を広げて、包み込むように抱きしめる。
「生存確認完了!!もふもふチャージ!!!」
「ちょ、ちょっと重い……!」
その横で伏黒は少し距離を置いたまま、静かにその様子を見ている。
「……無事でよかったです」
短く、それだけ。
けれど表情は明らかに緩んでいた。
その瞬間――
「んー」
どさくさに紛れて、ふわりと首元に腕が回る。
「……?」
「棘くん!?」
狗巻棘は何事もなかったように、すぐ離れて
「しゃけ」
とだけ言う。
「お前らセクハラだからとりあえず離れろ!」
真希が即座にツッコミを入れる。
だがその横顔は、ほんの少しだけ柔らかい。
「……やれやれ」
少し離れた位置で、釘崎は腕を組みながらため息をつく。
「ほんと、騒がしいわね」
そう言いながらも――
ふっと、小さく笑った。
「……無事でよかったじゃん」
その声は誰に向けたものでもないようでいて、
確かに届いていた。
その声を遮るように五条がぱん、と手を叩いた。
「はーい!みなさーん!」
一気に視線が集まる。
わちゃわちゃと囲まれていたの腕を、
ひょいっと軽く引き抜くようにして自分の横へ戻す。
「感動の再会ですが、いったん落ち着いてね〜☆」
「はぁ?」
真希の即圧。
五条は気にせず、そのまま胸を張った。
「ということで!」
「今日の夜は、ちゃんの帰還を祝って――」
ぐるっと周囲を見渡す。
「誕生日会と、クリスマス会を同時開催しまーす☆」
真希がはぁ、とため息を漏らす横で
釘崎からは「げっ・・・」と本音が漏れる。