【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第11章 original+
夏油が静かに片手を持ち上げた。
次の瞬間。
黒い靄のようなものが空間に滲み、小さな呪霊が姿を現す。
それを見た瞬間、目を丸くした。
「……それは……」
夏油は穏やかに微笑む。
夏油「そう。あの後、君たちが祓った呪霊の生き残りを取り込んでおいたよ」
白い湯気の中。
呪霊は低く濁った声を漏らしながら蠢いている。
言葉を失っていると、夏油は何でもないこのように
その呪霊へ触れた。
そして。
どろり、と滲み出た呪霊の体液を、自ら口に含む。
「……っ!?」
飲み込めない光景に息を呑む。
けれど次の瞬間。
夏油の手が顎へ触れ、そのまま唇を重ねてきた。
「んっ……!?」
逃げる間もなかった。
ぬるりとした感触。
深く重なる唇。
どろどろとした熱が口内へ流れ込んでくる。
思わず、肩がびくっと震えた。
夏油はゆっくり唇を離す。
そして、が反射的に飲み込んでしまったことを確認すると、満足そうに目を細めた。
夏油「……君は本当に可愛いね」
優しい声。
そのまま、抱き上げていた腕の力を少し緩める。
けれど、それ以上は何もしない。
ただ静かに見つめていた。
その数秒後だった。
「……っ、ぁ……」
呼吸が乱れる。
あの時とは違う。
直接体内へ取り込んでしまったことで、
反応が一気に現れ始めていた。
熱い。
頭がぼうっとする。
体内で荒々しい呪力が膨張していく。
「うぅ……っ」
瞳にじわりと涙が浮かぶ。
身体が小さく震える。
どうしていいかわからないまま潤んだ目は
夏油を見上げた。
月明かりの下。
夏油は、静かに見下ろしていた。