緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第11章 正義の鎖に堕ちる
「おい、。新しい島に着いたぞ! 一緒に散策でも行こうぜ!」
翌朝、快晴の空の下でレッド・フォース号が港に錨を下ろすと、シャンクスはご機嫌な様子で自室のドアを開けた。
しかし、ベッドの中から返ってきたのは冷たい視線だった。
「……行きません」
「ん? なんでだ? 美味ぇもんでも食いに行こうぜ?」
「嫌です! 昨日の夜、私がどれだけ嫌だって言ったか覚えてますか!? 触手なんて使ってぐずぐずにした挙句、最後は意識が飛ぶまで抱き潰して……っ! もうシャンクスさんなんて知らない!」
布団を頭まで引っかぶって完全に拒絶姿勢をとる。
身体中に残る疲労感と腰の痛みに、彼女のお怒りはピークに達していた。
「おいおい、最初は嫌がってたけど途中からは『シャンクスさんのおちんちんがいい』って可愛くねだってきたじゃねェか……」
「それはシャンクスさんがっ……! もう喋りかけないでください!!」
ポンッと投げつけられたクッションを間一髪で避けたシャンクスは、困り果てた顔で甲板へと逃げ出してきた。
そんなお頭の情けない姿を見て、話を聞いたベックマンがやれやれと首を振る。
「自業自得だろ、お頭。嫌がってるのにあの怪しい植物を使って、挙句に倒れるまでヤりまくったんだろ? 怒られて当然だ」
「ベック、お前までそんな冷たいこと言うなよ……。本気で口きいてくれなさそうなんだぞ?」
「お前が自分で撒いた種だ。プレゼントでもやって機嫌取ってこい」
ヤソップたちにも笑われすっかり肩を落としたシャンクスは、折角の島での散策を一人で歩く羽目になった。
「たく……困ったな。あんなに本気で怒られるとは思わなかったぜ」
活気あふれる島の街並みを歩きながら、シャンクスは頭をかく。
珍しい宝石、甘い菓子、可愛らしい服や装飾品――露店が立ち並ぶ通りをキョロキョロと見渡し、彼女が喜びそうな「ご機嫌取りの品」を真剣な目つきで探し始めるのだった。