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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第27章 開幕のコン・フォルツァ【人外魔境新宿決戦】


「領域の押し合いにならないんじゃないか?」

 脹相の不意の発言に、意味が分からず全員が首を傾げる。その中で、彼は続けた。

「狗巻とメカ丸、悠仁の話だと、宿儺は領域を展開するときに結界を閉じないんだと思う」

「はぁっ⁉︎ ありえねぇだろ⁉︎」

 真っ先に反応したのは日下部だった。

「ありえない」

「ありえねぇ」

「不可能だ」

 鹿紫雲、秤、札埜も険しい顔で同意する。

「普通に考えりゃ無理だろ」

「聞いたことない」

 伏黒、詞織も顔を見合わせて首を振った。

「ありえない、わね」

「はい。ありえない……かな」

 星良と乙骨も冷や汗を流しながら、やはり否定する。


「「そんなにですか⁉︎」」


 あまりの否定者の数に、順平と三輪が声を揃えて逆に驚いた。

 そこへ、「おい、三輪」と日下部が呼ぶ。

「そこにある水を吉野に渡してやれ」

「え? 別に僕、喉渇いてないですけど……」

 それでも、兄弟子の言う通り、三輪はモニターの脇にある水の入ったペットボトルの水を順平に渡した。

「はい、どうぞ」

「あ、どうも」

 渡された水を遠慮がちに順平が受け取ると、日下部が盛大にため息を吐く。
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