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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第26章 そして、スランチオに始まる【予兆/人外魔境新宿決戦】


「そんなの……さすがに都合良すぎますよ……」

 五条の話を聞いて、星良は絶句した。内容が理解できないわけではない。それでも、黙って頷くには あまりに荒唐無稽だ。

「あたしは星也じゃないんです。あたしには――……」

「星良。星也じゃない。僕は君に頼んでるんだ」

 いつもとは違う、固い声音で名前を呼ばれ、星良はグッと言葉を呑む。

「僕はできない人間に頼み事をするほど暇じゃないし、信用できない人間に命を預けるようなバカじゃない」

 ベッドに座る星良に合わせ、五条が屈んだ。五条の空色の瞳と星良の夜色の瞳の視線が交わる。

「自分のことが信じられないなら、僕を信じてみてよ」

 ―― 君はさ、自分で思ってるよりずっと『持ってる側』の人間だ。才能も、人望もね。

 誰もが信じる最強――そんな彼の言葉に、星良は唇を引き結んだ。

* * *

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