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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第25章 紐解くスコア【 】


『待て。ここで解くつもりか? 五条 悟の封印を』

「え、うん。ダメなん?」

 虎杖が【獄門疆『裏』】解呪の準備をしていると、それを眺めていた華の頬に現れた口が開いた。

 “天使”は訝しそうに言ってくるが、拠点の一角の少し開けたスペースだ。特に問題はなさそうだが。

 その間に髙羽が布を敷いて、【獄門疆『裏』】をセッティングしてくれていた。

「確かに、人を迎えるには ここじゃ味気ないかもな……少し飾りつけをしようか。折り紙ある? こういう輪っかの作ろう」

「灰原さんなら持ってるだろうし、五条先生も賑やかなのは好きだけど……そんなことやってる場合じゃ……」

 髙羽に声をかけられ、順平が大真面目に返す。けれど、二人の様子に“天使”は『そうじゃなくて』と続けた。

『【獄門疆】の中では、物理的時間が流れていないという』

 “天使”が何を言いたいのか分からず、虎杖は順平や髙羽と揃って首を傾げる。

『つまり、【獄門疆】の中では時間の経過が原因で餓死したり、老衰したりすることはない。本人が自死を選ばない限りはね』

 ふむふむ。五条に限って『自死』という選択をすることはないだろう。ならば、生きているのは間違いない……ん? それで“天使”は何を気にしているんだ?

 そこへ、遠目で虎杖たちを眺めていた秤が腕を組んで口を開いた。

「使い方によってはタイムマシンとして使えそうだな」

『そういいものではない、という話だ』

「えっと……どういう?」

 ここまできても話が見えず、順平が眉を下げる。
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