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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第21章 声にならないラメントーソ【熟む〜呪胎戴天-伍-】


「つまり、“転送”と同じで【死滅回游】じゃなく結界のルールなんだよ」

「総則追加で結界の出入りを可能にしても、結界の条件で弾かれる可能性があると」

 星也の説明に、華が納得したように大きく頷く。

 だから、星也や乙骨たちは、総則追加を保留にしていたのだ。

 真希は呪力が完全になくなったことで結界の出入りが自由。電波に関しても、憂憂の術式と真希の連携で連絡係を務めることが可能なため、ある程度 先延ばしにしているのが現状らしい。

「なんで真希先輩は結界の出入りできるの?」

 虎杖の疑問は最もだ。
 何となく緊張で、伏黒はゴクリと喉を鳴らす。

「……呪力が……完全になくなったからだね……」

「あぁ」

 星也の推測に、真希は躊躇うことなく頷いた。その反応に、伏黒は虎杖や詞織と息を呑む。

「それ……っ! 真依さんは……⁉︎」

 詞織が泣きそうな顔で真希を見た。

 そうか。真希と真依は双子。だからこそ、真希の【天与呪縛】も、真依の術式も不完全だった。

 その真希が完全なフィジカルギフテッドに至ったということは……!

「大丈夫だ。生きてる、っていうのとはちょっと違うが……どこぞの軟派なお節介が、“そう見えるように”した。これが真依にとって良かったか分からないけどな……」

 真希の答えに、詞織は夜色の瞳を揺らして、「そう……」と俯く。

「えっと……どゆこと?」

 ここまでの話の流れでは、虎杖は理解できなかったらしい。

「完全に呪力ゼロってことは、結界術じゃ建物とかと同じ扱いになる。だから、結界は真希さんを閉じ込められないんだよ」

 伏黒の説明に、虎杖が「ほぉん?」と分かったのか分かっていないのか曖昧な相槌を打つ。
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