夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第15章 わずかに見えてきたスペランド
「あとは総則追加のための得点だよなぁ。俺は1点しかないし……」
「わたしは37点、メグが51点」
詞織がコガネを呼び、自分と伏黒の得点を確認する。
「俺は5点だ。必要なら使ってくれ」
「髙羽、俺より多いじゃん!」
「マンションで戦ったとき、あの爆弾術師から5点 分けてもらった」
出立ちからはあまり想像できないが、髙羽もしっかり戦力としてカウントできるようだ。
「私は15点持っています。私の分も使ってください」
パッと華が手を上げる。
「星也さんは?」
「あぁ、そうだね」
話を振られ、星也は自分のコガネを呼んだ。
《神ノ原 星也》
得点:106 変更:00回
滞留結界:東京第1
「すげぇ! 星也さん、100点持ってんじゃん!」
「さすが兄さま」
「戦った術師が50点持ちだっただけ。運が良かったんだよ」
ここにいる人間だけで、200点は超えた。まだ足りているとは言えないが、追加する総則や優先順位を考え始めていい頃だろう。
「もう総則追加すんの? 何 追加するかは決めてたよな。どれにする?」
あれとそれと……と追加する総則を指折り数える虎杖に、星也は「いや」と首を振った。
「状況の整理は終わった。先に身体を休めよう。皆 疲れてるだろう。総則の追加や話の続きは、恵が目覚めてからの方がいい」
得点には限りがある。先走って無意味な総則を追加するのだけは避けたい。
星也の提案に、全員が疲労と共に小さく息を吐く。訪れた静けさの中で、伏黒の寝息だけが微かに響いていた。
* * *