第6章 EXTRA②〜君は僕の輝ける星
もしそうなったら、俺は・・・
ぐっと握りしめた缶がとうとうその形を変えてしまう。
腕が小刻みに震えていた。
「どうしたの?師月」
ぼんやり考え込みすぎたのかもしれない。
陽菜多が不思議そうな顔でこっちを見ていた。
もうこれ以上、
無垢な心で、
無邪気な声で、
俺を煽らないで欲しい。
まるで地上に落ちた星のようなお前を、
俺が穢してしまわないように。
この欲望が、お前と俺の時間を、
壊してしまわぬように。
ゆっくりと、ことさらにゆっくりと深呼吸をした。
まだ、大丈夫だ。
まだ、押さえられる。
だから・・・
俺は、星に祈る。
どうか、どうかと・・・繰り返し、繰り返し祈り続けた。
この綺麗な人を守り続けられますようにと。
この人のそばに居られ続ける、
俺で・・・ありますように・・・と。
【EXTRA② 完】