第13章 少しずつ変わる者たち
「特にさ、ちゃんっておっぱいめちゃくちゃ大きいじゃん? なのにウエスト細いし、顔も可愛いし。普通の男子なら絶対ほっとかないって!」
「あはは……そう、かな。そんなことないと思うけど……」
曖昧に笑って誤魔化すものの、背中には冷や汗が流れていた。
この胸はヴィランたちに無理やり開発され、男たちを惹きつけるためだけにミルクを滴らせる淫らな塊だ。
今だって、昨夜の残滓で少し張っている。
そんなこと、目の前の純粋な友達には絶対に言えなかった。
すると、もう一人の女子がニヤニヤしながら身を乗り出してきた。
「ねえねえ、じゃあさ、心操くんとはどうなの? 最近なんか、よく一緒にいるっていうか、仲良くない?」
「えっ!? 心操くん!?」
心操の名前が出た瞬間、心臓が跳ね上がった。
昼休みの空き教室、我慢できなくなって自分から彼を誘惑し、激しく突かれた記憶が鮮明に蘇る。
「あ、いや……! そんなんじゃないよ、本当に! たまたま、ちょっと話す機会があっただけで……!」
慌てて手を振って否定するの反応に、女子たちはさらに盛り上がる。
「えー? 怪しいな〜! 顔赤くなってるし!」
「心操くん、ちょっとクールだけどカッコいいもんね。もし進展あったら、絶対最初に報告してよ!?」
「もう、本当に違うから……!」
友達の無邪気な追及をなんとかかわしながら、は胸を痛める。
普通の恋への憧れと、すでに汚れてしまった自分への後ろめたさで苦しかったのだ。