第2章 プロローグ〜始まり〜
Sideトリト
アランの言葉に心が揺れる。
トリト「オレ達の本当の気持ち…。」
マヨリ「それは…。」
オレ達はりおんのパパとママの代わりにはなれない…だけど、本当は…!!!
囚われているりおんをそっと見つめる。りおんは不安げな表情を浮かべていた。
トリト「…覚悟、決めたよ。マヨリは?」
マヨリ「当然だ。もう、迷い等…無い。」
オレ達の答え…それは…!!!
マヨリ「わらわ達は、その子の家族だ。だから、返してもらおう。」
アラキシュ「家族?笑わせるな、その小娘とは血の繋がり等無いだろう!」
トリト「血の繋がりなんか無くても、家族にはなれる!」
アラキシュ「小癪な…!」
アラン「そこまでだ、アラキシュ。」(ナイフの罠)
アラキシュ「なにぃ!?」
アラン「行け。」
トリト「ありがとう、アラン!」
マヨリ「感謝する!」
オレ達は囚われていたりおんとイブリスを助けた。
イブリス「た、助かった〜…全く、遅いっつーの!」
マヨリ「すまぬ。覚悟を決めるのに時間がかかったのだ。」
イブリス「なんの覚悟だよ?」
トリト「それはね…。」
りおん「…。」
トリト「りおん、オレ達はキミの本当のパパとママじゃないけど…それでも、キミの事が大好きで大切だから…だから、オレ達をりおんのパパとママにしてくれる?」
りおん「…うん!」
りおんは勢い良く抱き着いてきた。
イブリス「やれやれ。」
アラン「お前も無事で良かった。」
イブリス「ボクは強いからね〜。てか、ボクがいなくなって寂しがってると思ったのに…。」
アラン「…?」
茉音「えっと…。」
イブリス「もしかして、その子がキミの大切なもの?丁度良い、キミの人生が終わる時に奪っちゃう!だって、キミとの契約は無しになって無いからね!」
茉音「あはは…。」
アラン「そうか。それなら、良い。」
イブリス「なんだよその反応!?」
りおん「えっと、君達はイブリスの友達なのかな?」
アラン「友達…と言うか、契約者と言うべきか。」
イブリス「助けてやる代わりに、コイツが死んだら、コイツの大切なものを奪うって契約さ!多分、この子がそう。」
茉音「そう、なのかな?」