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禪院家の落ちこぼれシリーズ 【R18】

第5章 半冷半燃の少年は彼女を温めたい 【ヒロアカ 轟焦凍】


「――いのり!!」
「……あ、……あぁ……っ、とどろき、さん……?」

焦点の合わない瞳で、いのりが轟を見上げる。
その肌は熟れた果実のように赤く火照り、首筋からは尋常ではない量の汗が流れていた。

「……いや、……こないで、……っ。……わたし、また……あんな……ぐちゃぐちゃに、なっちゃう……っ」
「……違う。俺を見ろ、いのり」

轟は、拒絶するように震える彼女の肩を、力強く、けれど壊れ物を扱うような優しさで抱き寄せた。

「直哉じゃない。……俺だ。焦凍だ」
「……しょ、う……と、さん……? ……助けて、……からだが、……勝手に、疼いて……っ」

彼女の指先が、無意識に轟の胸元を掴む。
今日買ったばかりの勝負服は乱れ、彼女の熱を煽っていた。

「……ああ、わかってる。……もう、一人で苦しまなくていい」

轟は彼女を横抱きにすると、誰にも邪魔されない個室へと足を進めた。

「……あとの報告は任せます、相澤先生」
「……。……無理はするなよ、轟」

相澤の言葉を背中で聞きながら、轟は部屋の鍵を閉めた。
密室になった瞬間、いのりの抑制が限界を迎え、轟の首にしがみついて熱い吐息を吹きかける。

「……あつい、の……。……焦凍さん、……抱いてっ。……壊して、もいいから……っ」
「……壊さねえよ。……愛してる。……お前の全部、俺に預けろ」

轟の低い声が鼓膜を震わせ、彼女の理性を甘く溶かしていった。
それは地獄の再現ではなく、二人が本当の意味で結ばれるための、熱い夜の始まりだった。



個室のドアが閉まり、鍵の掛かる音が静かな室内に重く響いた。
轟は震えるいのりをベッドへ横たえると、覆いかぶさるようにしてその唇を塞いだ。

「ん……ぅ、んんっ……!」

媚毒の熱に浮かされたいのりの舌が、自分から焦凍の口内へ絡みついていく。
荒い呼吸を吐き出しながら、轟は彼女の服を剥ぎ取るように脱がしていった。

「はぁ……はぁ……、焦凍、さん……っ。あつい、……もっと、触って……っ」

現れたのは、今日勇気を出して選んだラベンダー色のレース。
白く火照った肌に、その薄い布地は残酷なほどに映えていた。
けれど、その中心はすでに隠しきれない蜜でぐっしょりと色を変え、彼女がどれほど限界に近いかを物語っていた。
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