第10章 彼は彼女を取り戻したい 【ONE PIECE ロー】
ベポは丸い瞳をぱちくりさせ、二人の「交尾」の様子をまじまじと見つめた。
「あ……なんだ、そういうこと。…キャプテン、あんまりやりすぎるといのりが壊れちゃうからほどほどにね」
どこか納得したように言い残しベポは去っていった。
「うぅっ、見られ、た…見られちゃった…」
雄の個体であるベポに見られたという耐え難い羞恥が、彼女の内壁を強く、熱く締め付けた。
「……ッ、ハッ、いい締め付けだ。ベポに見られてそんなに感じたのか、お前は……!」
「ちが、う……っ、あ、あああぁぁぁ!!」
ローは彼女の羞恥を餌にするように、トドメのピストンを叩き込んだ。
キュウキュウと吸い付くような最高潮の締め付けの中で、ローは今朝一番の欲を、彼女の奥深くへと熱く、激しく吐き出した。
「……っ、ふぅ……。これで、完全に俺のモンだな」
朝の激しい情事の後も、ローの独占欲は収まることを知らなかった。
結局、何度も何度も角度を変えては抱き潰され、いのりがようやく解放されたのは太陽が真上を過ぎた頃だった。
「……うぅ、腰が、抜ける……」
膝に力が入らず、壁を伝いながらヨレヨレの足取りで食堂へ向かう。
ようやく辿り着いた扉を開けた瞬間、騒がしかった室内が、不自然なほど静まり返った。
「あ……みんな、おはよう……ございます……」
声を絞り出すいのりに、シャチとペンギンがこれ以上ないほどニヤニヤとした笑みを浮かべて詰め寄る。
「おっはよー、いのり! 随分と遅いお出ましじゃねェか」
「『おはよう』って時間か? どっちかって言うと『お疲れ様』だろ、ヒヒッ!」
「えっ……あの、それは……」
たじろぐ彼女に、ベポがのんびりと皿を運びながら声をかけた。
「いのり、大丈夫? 朝、キャプテンに足持ち上げられてすごい声出してたから、心配してたんだよ」
「ベ、ベポ……っ!! みんなに言ったの……!?」
「アイアイ! だって、あんまり激しかったから……」
食堂中のクルーたちが「生温かい目」を一斉に向ける。
「聞いたぜぇ、朝から盛衰だったらしいな!」
「あんなに激しく可愛がられるなんて、愛されてんなぁ、おい!」
「う、ぅあ……もう、無理……っ」