第10章 彼は彼女を取り戻したい 【ONE PIECE ロー】
「……ん、っ」
いのりがゆっくりと瞳を開けると、昨夜の惨状が嘘のように、シーツは清潔なものに取り替えられていた。
全身を綺麗に拭き取られ、肌を包むような清潔なシーツの感触が心地よい。
だが、背中から伝わる圧倒的な熱量に、彼女は昨夜の出来事が現実だったことを思い出した。
(私……あんなに何度も……。ローさんに、めちゃくちゃにされて……)
お互い全裸のまま、ローの逞しい腕が彼女の細い腰をしっかりと抱きしめている。
昨夜、強引に「塗り潰された」記憶が鮮明に蘇り、いのりは羞恥で顔を真っ赤にして身悶えた。
その僅かな動きに、眠っていたはずの男が反応する。
「……起きたか」
「っ、ロー、さん……」
低い掠れた声が耳元で響き、大きな手が慣れた手つきでいのりの豊かな胸を揉みしだいた。
首筋には、熱い吐息と共に執拗な口付けが落とされる。
「あ……ん、あ……っ。だめ、朝から、そんな……っ」
「……だめなわけねェだろ。俺の身体は、まだお前を欲しがってる」
いのりの腰に、朝の昂りを見せる硬く熱い剛直が押し当てられる。
逃げようとして身をよじればよじるほど、それは彼女の柔らかな曲線に深く擦りつけられた。
「ま、待って……腰が、まだ……っ、あぁぁぁ!!」
「待たねェよ。……お前の身体に、俺以外のことを考える暇なんて与えねェ」
ローは彼女の腰を強引に引き寄せると、横向きのまま、潤いを取り戻したばかりの奥深くへと一気に突き入れた。
「ひ、あぁぁぁっ! あ、あぁ……っ! 熱い……ローさん、あぁぁ!!」
朝の静寂を切り裂く、甘く高い喘ぎ声。
昨日までの絶望も、汚されたという屈辱も、今はもうローの熱い衝撃の中に溶けて消えていく。
いのりは彼の腕の中で、再び快楽の渦へと呑み込まれていった。
その時、静かな廊下からバタバタと大きな足音が近づき、扉が開いた。
「キャプテン! もう朝だよ、起きて……あれ?」
「っ!! ベポ……っ!?」
いのりは顔を真っ白にして強張った。
そこには、全裸で絡み合い、ローに片足を持ち上げられたまま激しくピストンされ、身体を揺らしているいのりの姿があった。
「……っ、ハァ、ハァ……。ベポ、何の用だ」
ローは乱入してきた仲間に動じることなく、むしろ見せつけるように彼女の最奥を強く突き上げた。
