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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第45章 文化祭とオムライス


「皆~、どお?」
五条が一年生の教室へ顔を出す

一般公開に向けた飾りつけを一通り見て回りながら
教室の中をぐるりと見渡す…壁には手作りの装飾
机は綺麗に並べられ、窓際には簡易的なキッチンスペースまで設けられている

「へえ…結構ちゃんとしてるね」
五条は歩きながら、教室の中央へ意識を向けた
目隠しをしている以上、普通の意味で「見る」ことはできない
けれど、五条悟にとっては、それで困ることなどほとんどない

そこに誰がいるのか
どこに何があるのか
呪力の気配を拾えば、おおよそのことは分かる

そして…
「……ん?」

教室の中央…
いつもの一年生達と…
そして、その近くに
「…………」
五条の足が止まった

「え…」
思わず声が漏れた
次の瞬間、目隠しを下ろした

「紅海……何やってんの?」

『さ、悟!』
五条に気付いた紅海が振り返って真っ赤になった
『みないで!』

「いや、もう見ちゃったけど…」
『ほんと解ってるよ!この年でこの格好はないよね!解ってるんだよ!』
「うん?」
五条は紅海が慌てる理由がいまいち解らなかった

『野薔薇ちゃんが着ろって言うから…』
紅海は必死だった
本人は完全に羞恥心に負けている
きっと五条に、からかわれる…
「…………」
五条は黙った…紅海を見つめる

キッチンスペースから虎杖が顔を覗かせる
「先生、フリーズしてない??」
「してるわね」
腕を組んだ野薔薇が、妙に真剣な顔で呟く

「ここは、一言目が肝心ね…」

伏黒がため息をついた
「あの人の事だからな…写真撮って、からかうだろ?」

紅海が困ったように眉を下げる
『……だから、笑っていいからね』
「なんで?」
『え?だって……』
紅海が自分の服を見る
『……恥ずかしいし』
「ふーん」
五条は一歩近づいた
紅海が反射的に一歩下がる

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