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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第45章 文化祭とオムライス


一般公開されるのは校舎の一部だ
普段なら何の問題もない場所でも、今日は一般人が出入りする
そのため、五条は一人で校内を歩き回っていた
「ここはオッケー…こっちは立入禁止、と…」

廊下の角に立てられた案内板を確認する
一般客が入る区域は、できるだけ狭くしている

呪具や資料など、外部の人間に見られて困るものがある場所
生徒たちの任務に関係する場所

そして、万が一にも一般人を巻き込む可能性のある場所は念入りにチェック
そういった区域には、しっかりと立入禁止の表示を出してあるが
一般人と言っても、普通に楽しみに来る人間もいれば
興味本位で看板を無視する人間もいるだろう

そう…立ち入り禁止の看板が役に立つとは限らない

「まぁ、これなら大丈夫かな」
五条が次の場所へ向かう


一方、その頃…一年生の教室では――
『皆、準備は良い?』
紅海が顔を覗かせた
 
「あ! 遅い!紅海先生!」
『え?』
勢いよく釘崎が立ち上がった
紅海は目を瞬かせる
『遅いって……まだ開始前だよ?』
「時間の問題じゃないの!準備の問題!」
『?』
釘崎は紅海の腕を掴んだ

「ほら!」
『え、ちょっと、野薔薇ちゃん?』
「料理は虎杖が作るって言ってんだから!」

自分の名前を呼ばれた虎杖が、パーテーションから顔をだす
「何?お、紅海先生、お疲れさま~」
「あんたには話してないってば」
『あれ?虎杖くん、料理担当?』
「任せといてよ!」

釘崎に隣の部屋に押し込まれながら虎杖に手を振る
「ほら、紅海ちゃんはコッチ!」
『うん……?出し物ってカフェだよね?』
「そう!ほらほら、紅海ちゃん、副担でしょ!」

ピシャッと扉がしまると、釘崎に出入り口を塞がれる
「恥ずかしがらずに着るのよ!」
『………何を?』
嫌な予感がした…釘崎が満面の笑みで指差した先
そこには――

メイド服!!!!

『…………』
紅海は固まった
『……え?』
「はい、コレ、早く着て!」
『待って待って待って!』
服を押し付けられる

『え、私、聞いてないよ!?』
「言ってないし!」
『言ってないの!?』
「サプライズってやつよ!」
『私のサプライズにしかなってなーい!!』
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