• テキストサイズ

【ワールドトリガー】Tone in full glory

第5章 欲しいもの





「遊真くんが好きなひとは、私も好きなので」

「……………………」


本心なのだろう。
すべて、遊真が基準。
ある意味恐ろしい。



そうだ、馬鹿になればいいのか。
緑川はそう思い。


「じゃあ、俺も抱き着いていい?」
「!?」


にこにこと、とんでもないことを言い出し。
佐伯に はたかれる。


「おまえはあ、」
「? 別にいいよ」
「やったあ」


うきうきする緑川。
佐伯と里美は、呆れて何も言えず。


何にも気にしていないようすのカノン。
遊真は。あ、これはまずい。そう思った。



「カノンさん。それは駄目」
「え?そっか、わかった」



ごめんね。
あっさり撤回され。
緑川は遊真に狡い!!と憤慨。


カノンさんは危なっかしいから、
俺が見とかないとね。
ええ、そんなことないでしょ。



カノンと話したければ、まずは空閑。
そんな暗黙のルールが出来た瞬間であった。











少し離れた席。
生駒隊の面々。


「そもそもさあ、」


加古やら月見らが近くにいて、
目を光らせてるから。
大学でも、全く話掛けれない。


生駒のぼやきに。
隠岐と水上は口元を引きつらせる。


「そりゃあ、しゃあないんちゃいます」
「ほな、また特技でも磨いたらどうです」


おまえら、他人事だと思って。
いや、他人事ですって。
せやな。



「ふん、馬鹿馬鹿しい」



通りすがりの二宮が、
生駒に吐き捨てていく。


話しかけられる側の余裕。
そんな風に思い、生駒は悔しそうに睨む。


くっ、何で俺はアタッカーなんだ!
いや、それしか無理でしょうよ。


生駒に対する突っ込みは、
終わりそうもなかった。




/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp