• テキストサイズ

【ワールドトリガー】Tone in full glory

第4章 隠しごと





朝7時。


避難解除が全域に通知され。
至る所で、歓喜の声が上がる。


一部の者を除いて、通常通りの日常へ。
今回配置されていた者たちが戻って来る。


城戸指令の通達。
わずか数時間で、侵攻は収束を迎える。


皆、その場にいた者たちは、
労いの言葉をかけつつも。
あることには、触れなかった。



おそらく。
一番の功労者である彼女の姿が。
その場になかったから。









ジャー…………


蛇口から、水が。
止めどなく、流れている。


カノンはぐしゃぐしゃな顔で。
便器に顔を突っ込み。
吐き続けていた。










その日の夕方。

ノックの音で、目を覚ます。


「カノンさん、俺」




扉を開け。
カノンは。
遊真に抱き着いた。



「…………、」






何も言わず、ただ、そのまま。
遊真はカノンの背を撫でていた。








次の日。


いつものように。
カノンは大学へ向かう。



全ての感情を隠したまま。





/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp