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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第1章 再会




城戸はカノンをじっと見たのち、眼を瞑り。
他の皆は、次の言葉を待った。


「わかった。ただし、彼女の身柄は本部とすること」


黒トリガー持ちを玉狛に置くのは賛成できない。
本部にあることで、鬼怒田の研究もやりやすくなる。
ボーダーのバランスを考えて、それが妥協案だ。


口々に意見を述べられ、
林藤は頭を掻いた。
用があるときはちゃんと連れてきますと言うが。
取り合って貰えない。
修は知らないところでひとりの心細さを案じ、口を挟む。


「空閑の知り合いなんですよ?なんで引き離す必要が、」
「例えこちらに遣えなくとも。奪うことは出来る」
「城戸司令!!」


横暴な発言に、忍田は激高する。
唐沢は、まあまあ仮定の話でしょ。
落ち着きましょう。と諫める。



「わかりました」



カノンの言葉。
一同、一斉に顔を見る。



「そうすれば。これは、私が持っててもいいんですよね」
「君が従順でさえあるなら。ある程度の自由は保障しよう」



「いいの?カノンさん」
「…………うん」



いつでも、遊真に会える。
アフトクラトルにいたときよりも、ずっといい。


「話は以上だ。諸々は、各担当に任せる」


城戸は席を立ち。
そこで話し合いは終了となった。


城戸が横を通り過ぎるとき。
カノンは深く頭を下げた。


「感謝します」
「………君が。想像より大人でよかった」



林藤は、忍田に声を掛けていた。


「よろしく頼むよ」
「もちろんだ」


彼女のことは一旦沢村に任せようと思う。
ああ、それは安心だな。




「しょっちゅうここに来るからさ」
「困ったことが相談してください」


ネックレスを、握りしめる。
良かった。
これがあることで、まだ。
生きてゆける。


「本当に、ありがとう」







忍田が沢村を呼び、顔合わせを済ませ。
林藤にも改めてお礼を言い。
玉狛の三人と別れることになった。





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