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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第4章 隠しごと





放課後。

カノンは鬼怒田のところを訪れていた。
授業が終わってからでいいから、
顔を出して欲しいと言われていたのだ。


「最大範囲を測っておいた方がいいと思ってな」


実用化に向けて、
いろいろ試行錯誤しているようだ。


鬼怒田のいうことも、最もではあるし。
協力は惜しまない。つもりであったが。



「どうやって測ろうと思っているか、伺っても?」



隊員はもちろん。
一般人に影響するようなことは避けたい。
そんなこと、あってはならない。


音を遮断できる、
広大な空間が用意できるのなら、
全く問題はないけれど。



「それなんだが。調整することは出来んのか」
「え、…………」



音はそのままで、
被害がほぼ出ないように。
それが出来れば、
訓練の一環、ただのサイレンだと
全域に説明を周知すれば済む。



鬼怒田の言葉に。
カノンは黙り込む。



「…………」




どうしよう。
出来る。といえば
これでこの話は終わりだけど。


もし、

―――――”逆”に気付かれたら?

今の鬼怒田に他意はないだろう。

けれど。

後のことを考えると




「すまんな。無理なら仕方ない」


どうにかして、測る方法を考えよう。
また、そのうち呼ぶかもしれん。



カノンの顔を見て。
鬼怒田はそう言ってくれた。



「…………、」







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