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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第4章 隠しごと




休日。


「もう完璧に乗れるようになったね!」


よたよたと、ぎこちなく自転車に乗る遊真。
近くで、千佳と修が見守っている。


遊真は、遠心力でバランスを取るのだ。
と、得意そう。


その一方。
ヒュースは派手に転んでいた。


理屈の上ではこうなる。
転んでも、ポーカーフェイス。


そして、カノンが、いざ。


「ううっ、」


よろよろと。
車輪が右へ左へ動き、定まらず。
そして。


ガシャーンッ


「カノンさん!」
「大丈夫ですか」
「いたた、…………」


悔しい。
もうちょっと練習したら、
乗れるようになるかも。
頑張ってみよう。


「理解出来んな」


こんなもの、
乗らなくても困らないだろう。


即座に真横に倒れていたヒュースは、
早々に諦めモード。


「カノンさんのが、よっぽど上手だもんな」

「うるさい」








「カノン~!」


見慣れない車から、手を振る者。
加古であった。先程電話があり、
急遽一緒に買い物にいくことになったのだ。



「カノンさんを、どうぞよろしく」
「ええ、任せて」



いってきます。
遊真らに手を振り、街へ向かう。




「でも、どうして急に?」
「昨日、給料日だったでしょ」




なるほど。

そういえば、
そんなことを聞いたような。

初めてのことだから、
何をどうしたらいいのかもわからなくて。
まあいいか、くらいに思っていた。


「なにか、欲しいものがあるのね」
「カノンの服」
「へえ、わたしの…………」









「えっ?!」





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