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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第3章 ノーマルトリガー




「二宮さん」


講義後、呼び止める。

あのときはハウンドの方が、
追尾性能の調節については。
質問が止まらない。



「………結果論だ」
「それでも、―――」



予想外のふたりの弾談義に。
ボーダーの皆は驚きを隠せない。



「まじでか」
「彼女、大物だなあ」



あの堅物を口説いたのか。
真摯な態度にほだされたんじゃないか。
様々な憶測が飛び交う。



「………羨ましい………」



俺も女子に話しかけられたい。
来馬にまあまあ、と宥められる生駒。



「向上する意欲を持つものを無下には出来ない」
「その通りですね」










放課後・玉狛支部。


訓練室にて。
カノンは、ヒュースと対峙していた。



「甘い」


ザンッ

寸でのところで、貫かれ。
ベイルアウト。



「今日はありがとう」
「悪くはなかった」



見ていた遊真は。
バリエーションが増えたことで、
格段に良くなったと絶賛。



「さすが、二宮さんだね」
「うん、……凄いひとだと思う」



じゃ、次 俺とやろうと言われ。
今度は遊真と入ることに。



「カノンさん、楽しそう」
「やっぱ、遊真といるときなのね」



千佳と小南は。
遊真といるときだけ、
カノンの笑顔が自然だと思った。




遊真は。

先が読めない。
おもちゃ箱のようで。
何が出て来るのか、
楽しみで仕方ない。


そして大切な、存在なのだ。






「はあ、…………」

「おわり?」


流石に疲れたよ。
そっかそっか。


ふたり、訓練室から出ると。
なにやらいい匂いが。



「お、京介せんぱい」



今日の食事当番らしい。
エプロンをし、味見中であった。


「カノンさん、食べてったら?」
「あ、うん。お言葉に…………」



はっ、

京介を見て思い出した。
またよからぬ誤解が生まれるかも。



「やっぱり、戻るよ」



今日はありがとう。
またね。
早々に立ち去ることにした。






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