【ワールドトリガー】Tone in full glory
第1章 再会
玉狛・支部長室。
ソファには、林藤、遊真、修。
「いやあ、捕らえたのが空閑でよかったよ」
他の隊員だったら。
容赦なく本部に連れていかれ、強引な真似されてただろう。
「どっちにしても、半端な奴じゃ無理だよ」
あのトリガーは、類を見ない。
初見では、対応不可能だと遊真が言う。
「黒トリガー持ち、ってことだね」
「はい」
遊真は。
勇吾と旅している道中に出会ったこと、
カノンのいた星が他と交戦中のときに助けたのだと伝える。
「林藤支部長。途中まで漏れてます」
空閑の機転で、通信を切断したが。
時すでに遅し。
修が合流後、急ぎ玉狛に駆け込んだのだった。
「彼女は空閑に危害を加えてません」
「取り上げるっていうなら、許さないよ」
「事情はわかった。俺の腕の見せ所だな」
そのとき。林藤のスマホが鳴った。
耳を小指でほじりながら。
へいへい、と返事しているのが聞こえる。
「うちにアフトのヒュースがいるんだ。知ってる?」
「話だけ。実際に会ったことはないの」
カノンはその特殊なトリガーにより、
かなり厳しい監視下に置かれていたらしい。
知っている者はごくわずか。
エネドラの後継がまだ。
ヒュースも捕らえられ。
そこで急遽駆り出されることになったのだと言う。
林藤の電話が終わり。
声がかかる。
「じゃあ、本部に行きますか」
説明のため。
皆、本部に向かうこととなった。