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【ワールドトリガー】Tone in full glory

第2章 ボーダー




しばらくして。
大学への編入手続きが完了したことを知らされ。
ボーダーの指示がない時は大学に通えるようになった。


学べるということは。
とても新鮮で、楽しいことであった。



遊真が頼んでくれたようで。
当初は玉狛の木崎がなにかと世話を焼いてくれた。
嵐山や加古も話しかけてくれ、思ったよりもすぐ慣れた。



「迅さんや雷蔵は、ここには来てないわ」
「そうなのね」



選択の自由。
自分も、希望ならと前置きされた上での編入であった。
ところで、と話を振られる。



「通える範囲に音大がなくて残念ね」
「そんなこと。充分すぎるくらいだから」



加古はカノンのことをえらく気に入っていた。
同世代で、女性。
綺麗なものが好きと言い切る彼女は。
さぞ、美しい音なんでしょうね、と
想像し、うっとりしている。



「私は、楽器はそこまで」



母のピアノに合わせて歌っていただけ。
昔から一般人よりは親しんでいたから、
多少は弾くことが出来るという程度。
正直、幼い頃はよく褒められていたが。
この年齢で、自分がどの程度なのかなど知る由もない。



機会があれば、聴かせてと言われ。
了承する。



「やれやれ。加古、ずっとベッタリだな」
「仕方ないさ。彼女は無類の綺麗もの好きだし」



諏訪は堤と共に、カノンらを静観していた。
おかげでろくな会話も交わしていない。



「彼女が困ってないならいいだろう」
「見た感じ、それはないんじゃないかな」



風間と来馬が講義室に入ってきた。
諏訪らの前に座る。


二宮、生駒、 弓場、 太刀川、 柿崎、
月見、 橘高、 藤丸。


ボーダー必須科目の場合、
これらのメンバーが一斉に会する。



カノンに対して。


上層部の判断ならば口出しすべきではない。
特に気にせず話かける者、我関せずな者。


遊真の姉。
その意味を理解している者、
そのままの意味で取る者。


様々であった。





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